奇跡の地球物語「赤ちゃん」

奇跡の地球物語(テレビ朝日 日曜日 18:30より)
■■ 2009年10月11日 放映 「赤ちゃん」


子供より大切な存在ってあるかしら?
《ユニセフ親善大使》オードリー・ヘップバーン


ただそばにいるだけで愛らしく心を和ませてくれる赤ちゃん。
そのか弱さから手をさしのばしたくなる、しかし、全ての赤ちゃんには天才児になれる可能性があるという
赤ちゃんはなぜ可愛く守られる存在なのか。
悠久の未来へと命をつなぎ続ける奇跡の方程式に迫る。

今まさに産声を上げた赤ちゃん。
実はこの子がこの子として生を受ける事が出来た確率は数百兆分の一( 1/数100兆 )
これはまぎれもない奇跡。

生命の神秘に導かれ奇跡的に生まれてきた赤ちゃん
その姿を見ると私たちは命の尊さに感謝し いとおしさを感じる
誕生するやいなや自らの足で大地を力ずよく踏みしめる動物の赤ちゃんと異なり、人間の赤ちゃんは一人で立つことも食べる事も出来ない。
誰かが守ってあげなくては成長する事すらできないはかない命、かよわい存在。
でも実は人間の赤ちゃんにとって弱いという事は何にも勝る最大の武器だったのだ。

地球上に人類が誕生してから38億年
二足歩行まで進化を遂げた人間は赤ちゃんを弱く産むことを選んだ。
これこそが未来へと種をつなぎ続ける確かな方法だったのだ。

■可愛い姿とその理由
赤ちゃんは守られるべき存在だということを示す記録映像が残っている。
自然界で起きた奇跡の物語だ

アフリカ南部のボツワナ
一匹のヒョウが見事、一瞬の隙にヒヒを仕留めた
ところがヒヒが抱いていた一匹の赤ちゃんヒヒが落ちてきたのだ。
このことで自体は奇妙な変化をもたらしたのだ。
まずヒョウは、安全な場所へと赤ちゃんヒヒを連れていった。
すると目の前にいるものを母親だと認識する動物の本能から赤ちゃんヒヒはヒョウの事を母親だと思い込んだのか、そのまま眠り始めた。
最初こそ困惑したヒョウであったが徐々に赤ちゃんヒヒの世話を始める。
ついにはそばに寄り添って自らも眠りにつこうとしたのだ。
だが、急激な明け方の冷え込みが生後わずか1日の赤ちゃんヒヒの体温を無残にも奪ってしまい赤ちゃんヒヒは死んでしまった。
しかしヒョウは、赤ちゃんヒヒの死体を最後まで食べようとはしなかった。
ヒョウにとっても弱い赤ちゃんヒヒは守るべき存在だという本能が厳しい自然を生き抜くための食べると言う本能に勝ったのだ。
こうした種を越え赤ちゃんを育てるという現象は動物界に多数存在する。

■なぜ赤ちゃんは可愛いのか?
実は人間の赤ちゃんが可愛いのはいくつかの理由が隠されていた。
哺乳動物の中でも人間の赤ちゃんは非常に弱いあるいは機能の上では未熟な存在として生まれてきている。
赤ちゃんは自分をかわいらしく見せる事で周りの大人たちが守り、育てていかなくてはいけないと思わせるような色々な仕掛けをもって生まれてきている。

●体型
まるくて、ぷよぷよしていて手足が短く、頭が大きい。
こうした体型はすべて一人では生きていけない赤ちゃんが大人に守られ育ててもらうための視覚的な仕掛けなのだ。

●目
あかちゃんは半年ほど過ぎても視界はわずか30cm程しかなく母親の顔もぼやけている上に色のないモノクロの世界。
それでも黒目の大きさはこの時点ですでに大人と変わらないほど成長している。
そして瞳に関するアンケートによれば、もっとも可愛い目とされる白目と黒目の黄金比率は1:2:1だという。
体が小さい割に黒目が大きい赤ちゃんは、よりかわいらしく魅力的に見えるのである。


●微笑み
瞳の可愛さにも大きく左右され人間の赤ちゃんにしか備わっていない特殊能力それが微笑み
生まれたばかりの赤ちゃんが見せる新生児微笑
これは大人のように快感をいだいたりうれしいと思って微笑んでいるのではなく赤ちゃんは無意識で笑っている。
またの名を天使の微笑み
まさに人間の赤ちゃんだけが備わっている奇跡の能力

●鳴き声
赤ちゃんの喉は詰まらせる事がないよう生後数か月の間は咽頭が高い位置についている。
その為鳴き声や発声が大人となったく異なる。
大人たちは日ごろ聞きなれない声にかわいらしさを感じ赤ちゃんの泣き声を聞くとその意味を理解しようとする。
逆に赤ちゃんは泣く事で自分では取り払えない不快感を大人たちに解消してもらい自分たちが守られている事を学習していく。

弱く生まれる事で完璧な戦略をとった赤ちゃん
生まれる前はどのように過ごしているか?
そこには地球生命がおよそ38億年かけて育んだ壮大な旅の記録があった。

■胎内でめぐる38億年の進化
そこには地球生命がおよそ38億年間をわずか10ヶ月で経験するという壮大な命の旅があったのだ。
およそ、38億年前、最初の原始生命体は海の中で誕生した。
全ての生命のふるさとそれが海
母親の胎内では小さな命が両親から受け継いだ遺伝情報を元に自から宿るべき場所を目指す事から壮大な旅を始める。
子宮内は水分で満たされ水分こそ命の海、羊水だ。
羊水のミネラル分は海水とほぼ同じ、赤ちゃんは母親の海で育つ。

妊娠5週目ころの赤ちゃんは、心臓が動き出し背骨ができ始め魚類のような形状になっていく。
これはおよそ5億年前、生物が初めて脊椎の原型をもつ魚類へと進化したことと似ている。
その後、地球では大変動が起こり海の水はどんどん干上がっていく。

およそ4億年前、魚類たちは陸地に取り残されそして良く抜くためにエラ呼吸から肺呼吸の機能を獲得することを余儀なくされた。
また手足の機能も発達させ両生類へと進化したのだ。

この過程を経験するのが妊娠6~7週目ごろ
出てきた手足の指の間には両生類が持つ水かきのようなものが存在し肺などの内臓器官もでき始める。
生まれる為の準備をはじめているのだ。

人類が両生類を経て爬虫類、哺乳類へと進化してきたように妊娠8週目ころの赤ちゃんの顔は目と鼻が中央に向き爬虫類のようにも見える。

生命が38億年もかけて育んだ進化をわずか10ヶ月という猛スピードでたどり生まれてくる赤ちゃん。
お母さんの胎内で過ごす1日は180万年に相当する計算になる
まさに赤ちゃんの誕生は遥かなる神秘の世界なのだ

妊娠5ヶ月ごろ指しゃぶりのような仕草が頻繁になる。
もちろんこれは哺乳の練習だと考えられている。

妊娠9ヶ月ごろになると宇宙遊泳のように手足を活発に動かすようになる。
もちろん歩く練習
実際に生まれまもない赤ちゃんを立たせると自らの足で歩こうとする。

■秘められた偉大な能力
確かな命をつなぐため弱く生まれてくる赤ちゃん実は、母親との関係においては妊娠中からちみつなメカニズムのもと驚くまでに強く守られている。

母親は妊娠中、臍帯中の血液を通して酸素や栄養を送り排泄物を自分に戻す
もしこの営みが滞れば体の機能がまだ不完全な赤ちゃんは生きる事さえできない。

母乳は乳部の根元を通る血管から運ばれた血液が乳腺葉とよばれる部分で白く作りかえられたもの
母親は母乳を通して血液中に取り込んだたんぱく質や乳糖を赤ちゃんに与えている。
そして他にも母乳には赤ちゃんを守るための奇跡のメカニズムがあったのだ。
それは免疫力をもたずに生まれてきた赤ちゃんを様々な病原菌から守るための抗体を与える仕組みだ。

母乳には非常に多くの病原菌、あるいはウイルスに対する抗体が含まれている。
これは母親が今までに感染した腸関係(O-157など)の細菌やあるいはインフルエンザなどのウイルスに対する抗体が母乳の中で作られている。

赤ちゃんが元気に生きていくために必要なものそれが母乳。

母乳を与えているおかあさんたちに素敵な情報
乳房を吸われて分泌するホルモンが下腹部やお尻の脂肪を使い母乳を作るのでプロポーションが良くなると言われている。
ちなみに授乳で消費するカロリーは1日約600kcal これは10000メートルを走った時に消費するカロリーに相当する。





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[ 2010年08月12日 12時18分 ]
奇跡の地球物語
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